投資の理論的根拠
この資産は、機能的かつ立地条件の良い2階建て鉄骨構造の倉庫・配送施設であり、20年前の建設以来、名鉄運輸が単独テナントとして使用しています。
投資戦略:
- 既存テナントとのリースの再交渉または新規テナントの開拓 ― 既存リースの満了前に代わりのテナントを確保できました。それどころか、この資産の取得前に、関心のあるテナント候補を複数特定していました。
- 塗装その他の保守による小規模の設備投資と建物の刷新 ― 新規テナントのリース開始前に、設備投資および建物塗装のすべてを首尾よく完了しました。
- 使用制限のある資産の用途を一般倉庫に変更。
- 用途の変更による即時の価値向上。
この資産は、その規模とレイアウトを考慮すると、単独テナント用の倉庫・配送施設に最も適しているのみならず、2社のテナントにリースすることも可能です。施設の一部はクロスドック方式で、24台分のトラックバースと積載重量3.9トンの貨物用エレベーター2基を装備しています。床荷重は業界標準の1.5トン/平方メートルであり、床面から天井までの高さは6メートルです。現在はテナント1社で100%稼働しています。
関越自動車道の所沢インターチェンジから約5キロメートル、東京の中心業務地区から35キロメートルの位置にあり、首都圏内の埼玉県所沢市/三芳町サブマーケットに属しています。所沢市/三芳町は埼玉県の南西部にあり、東京に近いことから東京郊外とされています。この立地から、埼玉県および東京都の市場全域のみならず群馬県および茨城県にもサービスを提供することでき、広範な地域に対応できる優れた内陸物流拠点です。また、所沢市および川越市に隣接しており、両市の人口は多く、施設で働くパートタイム従業員の募集および雇用も容易です。